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道楽部屋

2016年2月28日日曜日

岡崎2月4週

すぎ花粉がジャンジャン飛んでいて鼻が絶不調ですが、
粛々と2月第4土曜の定期開院に参加して来ました。
ドクター11名受付22件と、共に少々少な目。
来館者も少なく静かな子美博でした。

私が診たのはまずこれ。       ( 釣りカエル? from モンハン )
振動で起動して鳴くカエルが鳴かない。
わっかが付いてるから、天井照明の紐スイッチに付けるやつかな。
臓物を取り出して確認。スピーカーのボイスコイルの断線です。

振動を感知するスイッチが面白い。
中のコイルスプリングが揺れて外側の筒に振れるとメイクします。

次がこれ。クレーンゲーム。
起動しません。
底部を開けて確認します。
細い線材、きたない処理。
コイン投入口のスイッチの接触がダメっぽく、
ちょっと磨いたら起動するようになりました。しかし、クレーンの動きがダメ。
チェーンを巻き上げる駆動部を開けて、ギヤの位相を合わせる必要が有りそうです。
まえに1度やった事有るけど、これが大変。手が2本では苦しい。時間もかかる。
残り時間も無く、諦めて持ち帰りとしました。

企画展の招待券を頂けたので、観て来ました。






2016年2月23日火曜日

電界強度計の続き

1SS16の代替ダイオード調査は続いているが、
色々テストしてもまだ使える奴は見つかっていない。

去年の今頃、RAPIROというロボットをいじくっていて、
ミスって制御基板(arduino互換)の電源回路の逆流防止の
2個入りチップダイオード(ショットキー)を飛ばした時、
とりあえず1SS16 を2個付けてその場をしのいで、
その後正規の部品を購入したんだけど、面倒くさくて替えていなかった。
今回の事情でようやく交換し、虎の子の1SS16が2個戻った。

それに気を良くして、倍電圧検波でダメなら4倍・6倍を検討するかと、
ブレッドボード上のレイアウトを変更してみた。
ダイオードの足を短くカットし、 何の気なしにアンプを通さずメーターに繋いだら、
倍電圧検波でも2.4GHZでメーターが振れた。

「えっ」と思ったが、「おーっ、分布定数のせいか」と納得した。
手抜きでダイオードの足を切らずにやっていたのがダメだったようだ。
長さが2cmちょい有るから2.4GHzの波長に対して無視出来ないのだ。
ただの足が立派なコイルとして働いていたのだろう。
GNDとの間には浮遊容量が有り、それとの合成でLPF(ローパスフィルター)
が形成されてダイオードに到達する前で2.4GHzの信号が消滅していたのか。
RFエンジニアとして恥ずかしいミスをやらかしていた。

まあそんな訳で、真面目に組んでみたら無電源でいけるやつが出来た。
ただ、確認しているのが双葉の4PKに2.4GHzモジュールを装着した、
ちゃんとした送信機なので送信出力もそれなりに高いのだろう。
2.4GHzのトイラジを持ってないので、おもちゃでも振れるかどうかは未確認。
その為にわざわざ買う気にもなれないし、今週末の開院日に確認しよう。
で、駄目ならアンプは必要という事。

もう1つ、電波形式の事でも気になっていて、
アンプ付けても駄目なケースも有るかも知れないんだけど、
専門的すぎるのでここでは割愛。


2016年2月17日水曜日

2.4GHz簡易電界強度計

トイラジの世界も2.4GHz化が進んでいます。

修理の際の原因切り分けでまず最初の診断項目は、
【 送信機のアンテナから電波が出ているか 】

ラジケーターを倍電圧整流ダイオードで振らせる自作簡易チェッカーは、
無電源で使いやすい有効なツールなのですが、
残念ながら2.4GHz帯の送信機の電波は検波出来ません。
ショットキーバリヤダイオードでも駄目。

ワンセグUSBドングル + タブレット のSDRも、上は約1.7GHzまで。
なんとかしなきゃと思っていました。
色々調べていたら、とあるサイトで、オペアンプで増幅して検出している例を発見。
LEDを光らせる方式でしたが、ラジケータの方が解り易いので実験してみました。
OPアンプはその辺に転がっていたC358Cで実験。
ダイオードは色々とっ替えてやってみましたが、
ショットキーでも駄目な奴もあり、手持ち数種の中では
1SS16だけ元気に振れました。
27MHzでも勿論元気に振れます。死ぬほど振れます。メーター壊れそう。
リミッターが要るかも。

何台か作りたいけど、ショットキーDが手持ち3本のみ。
今時1SS16なんて売ってないし、代替品探さないと。



2016年2月15日月曜日

京商も速ぇー

問い合わせていたクワッドコプターのモーターについて、
京商(株)ユーザー相談室様から丁重な返信が来ました。
メール送ったのが土曜の午後なので、実働で当日の回答。
素早い対応が素晴らしいです。

結果は残念ながら、
「モーターは部品単位での御用意が有りません」
という事でした。

理由の説明は 玩具扱いのため と、キッパリ。
メーカーとして正しい姿勢で好感が持てます。

消耗品であるバッテリーと、破損し易くも交換も簡単なブレードのみ
用意されているだけでも有り難いと思わなければいけないですね。
サービス部品の種類を増やすのは管理費の増大につながり、
玩具の安価な提供に支障をきたします。

同サイズのモーターが入手出来たとして、
浮上するパワーが得られるならば代用が可能ですが、
バランスを取るために4個とも交換する必要が有ります。
進角が有る場合は2個ずつ逆進角のペアで。
ネットで調べても、この製品のそういった修理情報は見つかりません。
適当なモーターでブレードが回りさえすればいいってものでも無いし。

飾りじゃないのよソラモのはー ハッハアー


 

2016年2月14日日曜日

ヨドカメ速ぇー

犬のモーターを探していて、
タミヤのソーラーモーター03ってやつが外径寸法が同じ事を確認。
1個¥400円弱とちょい高め。ソーラーモーターなのでパワー的に弱そう。
ま、使えなかったらまたarduinoでなんか工作する時に使えばいいやと、
( 今年の目標は1輪車&玉乗り 綱渡りも )
ヨドバシカメラの通販が送料無しだったので、昨日夕方に発注した。

そしたらもう今日の昼前に来た! ヨドカメ速えー。
説明書には1.5Vまでしか記載されていない。
4.5Vかけて大丈夫かとちょい不安になるが、
安定化電源でテストして問題は無さそうだ。
ブラシを修正したオリジナルモーターに比べて、だいぶパワーは弱く感じる。
ただ電流は半分ぐらいなので、うまく動けば電池寿命が長くなる。


組み込んでテスト。
安心して下さい。スムーズに動きます。
オリジナルモーターの時と遜色ない動きです。

外装を付けて最終確認、オッケーです。
詳細な不具合症状メモが、確認に役に立ちました。
飼い主のこの犬に対する深い愛情を感じます。



2016年2月13日土曜日

2/13 定期開院

暖気の侵入で異様に暖かく、予報では夜から大荒れとの事。
そんな中、今日も淡々と開院です。
依頼人20数人、30数件。ドクター13人。
いつもぐらいのペースです。

入院治療をした2件、アンパンマンのお風呂シャワーと、
セミデラコンの童夢はオーナーが取りに見えて、無事退院して行きました。

今日開院中に診たのは、京商の小型クワッドコプター。
クアトロックス ウィズ 
ぶつけてモーターが1個回らなくなったとの事。
手軽に飛ばしたくて(安いし)このサイズの物を買うのでしょうが、
この手の小型のソラモノは素人の手に負えるものでは有りません。
かなりの操縦技術が要求されます。
安定して飛ばしたいならもっとデカいちゃんとしたやつを買いましょう。
密林のユーザーレビューには散々な事が書かれていますが、
操縦技術の無さを棚に上げて、安物玩具に性能を求めすぎです。
練習して何度も落として壊して、自分で治してまた練習して・・・。
そうやって操縦技術が身に付くのです。

ここですね。
外筐の爪が外れかかっています。
ブレードを手で回すと引っかかる箇所が有ります。
開けたらこの通り、エンドベルが取れてしまっています。
取説には別売補修部品としてバッテリーとブレードが記載されていて、
モーターは載っていません。
適当なモーターではバランスが取れないので、
仕方なくメーカーにモーター単体での有償供給依頼のメールを投げておきました。

京商さんの御対応やいかに。

次がこれ。セガトイズの犬プーチです。
電源は入るものの、取説に書かれている本来の動きと違う動き。
弱弱しく鳴いてスリープモードにはいってしまうようです。
尻尾センサーが一度だけ効き、背中、鼻等他のセンサーは効かず。
なんか悲しい故障ですね。とりあえず開けます。
マイコン基板は頭部に入っているようで、胴体はメカ部だけです。
モーターが全く回ろうとしていません。
メカ部を開けてモーターを取り出し、単体でチェック。
回りません。死んでいます。ご臨終。
一般の模型用のFAやREのシリーズとは違う、あまり見かけない外形。
ネットで調べるとソーラーモーターが良く似た外形ですが、これがそうかは不明です。

日本おもちゃ病院協会のドクター養成カリキュラムでは、
普通のモーターのブラシの修理をやっています。
いつの時代の養成講座なのかは知りませんが、
今、FA130は1個¥100円でどこでも入手可能なので、
信頼性の無いブラシ修理などやらない方が良い というのが私の意見。
素人がブラシいじくって一旦治っても、すぐまた回らなくなります。
100円ケチってすぐまた故障では、足を運ぶ依頼主が気の毒です。

なので、主義に反して気が重いのですが、今回のこのモーター。
そこらで簡単に手に入るとは思えないので、 試しにエンドベルを開けると、
やはりブラシが変形していました。
折れてはいなかったので、慎重に修整して組立て。
これで回るようになりました。
暫定処置として、これで一旦修理を完了させます。
信頼性に欠けるので、モーターを探して妥当な価格で入手出来たら、
再度来院して頂いてモーター交換する事にしましょう。






2016年2月7日日曜日

モリコロ名西にご挨拶

2/6(土)イオンタウン名西に、
モリコロ名西おもちゃ病院を訪問して来ました。




マルツパーツの有る上小田井から地下鉄鶴舞線で2駅。
鶴舞線なので大須にも10分ぐらいで行ける絶好の立地。
電子部品の急な入手にも困らないですね。羨ましい限り。

昨年秋にモリコロ小原おもちゃ病院のメンバーになっているので、
先輩諸氏へのご挨拶をしつつ、ついでにパーツ屋巡りして来ました。

2Fイベント広場で開院中の様子。



この向かいが100均セリアと、これまた好立地条件です。
距離的に岡崎からだとちょっと遠いのが残念。

回路に精通したメンバーも何人かいらっしゃるようで、
今後の情報交換が楽しみです。
小原以外にも来てくれとお誘い頂き光栄です。
岡崎と掛け持ちになるのでスケジュールを調整して、
無理なく応援出来るよう検討しようと思います。

なにより、この歳で友人が増えるのってエキサイティング。